── 2025年11月の決算で、株主優待制度の導入を発表されました。年間最大10万円分という、市場でも異例の高還元額が一部ネットでも話題になっています。「本当に継続できるのか?」という懸念の声も上がっていますが、率直に今の心境はいかがですか。
話題にして頂けるのは大変ありがたいことですが、今回の優待制度は、単なる「話題作り」ではなく、当社の成長フェーズと財務基盤を緻密に計算した上で設計しておりますので、結論から申し上げますと持続可能性に関しては、全く問題ありません。
── 2026年2月に発表した2025年度本決算では、2026年度の優待費用として9,200万円という数字が見込みとして公表されていましたね。
2025年度の親会社株主に帰属する当期純利益(2億9,000万円)に対して、優待費用の割合は約32%程度です 。これは導入決定時の想定範囲内ですし、当社の現在のキャッシュ生成能力からすれば、十分に持続可能な水準だと判断しています。
── 投資家の皆様の懸念としては「株主数が爆発的に増え、優待費用が収益を圧迫して制度が廃止される」というシナリオです。このシナリオへの対策はありますか。
そこが当社の株主構成に関わってくる部分です。当社の株式保有割合に関してですが、私個人と私の資産管理会社で、発行済株式総数の50%超を現在保有しています。
これだけの割合を私だけで保有しているということは、優待対象となる300株以上を継続保有する株主数には一定の限界があることを意味します。
── オーナー経営者としての安定した株主構成が、そのまま還元の持続性を担保するようになっているわけですね。
はい。中長期的に当社を応援してくれる個人投資家の方々を増やしたい。そのために、安定した経営権を維持しつつ、利益をしっかり皆さんに還元していく。オーナー企業であるからこそできる、当社の強みの一つだと思います。

── 成長投資への影響を心配する声もありますが。
確かに一時的に費用はかさみますが、当社は今後も売上および利益を大きく増やしていく計画ですので、全く心配していません。2026年度も売上高+27.1%、営業利益+23.6%という大幅な増収増益を見込んでいます。一時的な費用よりも、それ以上に今は、当社を信じて応援してくださっている株主の皆様に、しっかり「恩返し」をしていきたいという想いが強くあります。還元を理由に成長の手を緩めるのではなく、この還元を一つの原動力として、アジアNo.1のインテグレーターという大きなビジョンへ向けてさらにアクセルを踏み込んでいくつもりです。
── 最後に、株主の皆様へメッセージをお願いします。
アジアクエストは「速く、強く、おもしろく」世界を変えていく企業です。今回の優待は、そのビジョンを株主の皆様と共有するための証です。一時的な流行り廃りではなく、腰を据えて当社の成長を見守っていただけるよう、これからも透明性の高い経営と、確かな事業成長を続けてまいります。引き続き、これからのアジアクエストにご期待ください。
