国内大手システムインテグレータA社様のご要望を受け、大手マーケティングコンサルティング会社B社様とアジアクエストによる、海外/国内におけるDX事例のレポーティングを行いました。
Background & Purpose 導入の背景と目的
A社様は、クライアントのDXを推進支援するにあたり、日本国内だけでなく海外のさまざまなDX事例について、最新情報と傾向の把握が常に必要とされており、かつ、社外視点でのフラットな批評もまた必要とされていました。また、クライアントのビジネス実装を前提とするため、それらのDX事例は、マーケティングとシステム開発双方の視点から分析されている必要がありました。
このような経緯で、マーケティングに強みをもつB社様とシステム開発の知見のあるアジアクエストによって海外/国内におけるDX事例調査を行い、その分析結果をレポートにまとめる、というレポーティング・プロジェクトが発動しました。
Role 役割
本プロジェクトにおける課題解決および挑戦のプロセスは以下のとおりです
アプローチ:
- 小売・流通業界にフォーカスした海外事例のサーベイとビジネスモデル、採用技術背景等の調査
- 主なターゲット業界は小売、ロジスティクス、エンターテインメント、施設管理
調査のポイントとなるキーワード:
- OMO(Online to Offline)
- D2C
- ニューリテール
- ラストワンマイル
- MFC(Micro Fullfilment Center)
- ダークストア
- 個体認証・ID・チケッティング
課題:
- 小売業界を中心とした、最新DXトレンドと各ビジネスモデル、活用技術を把握し、今後の商品開発や採用技術、提供すべきソリューションにつながる知識量を増やしたい
- 様々なケースに接触することで、メンバーの知識探求や創発の刺激としたい
課題解決:
- 米国等、主要各国のDXトレンド分析
- 主要企業約30ケースのレポート
- 同、ビジネスモデル、サービスの要素分解
- 同、デジタル技術導入による価値提供変革の分析
挑戦:
- 米・中・欧それぞれから特筆すべき事例の抽出と詳細情報の取得
- 各種専門誌、データベース等からの裏付け情報の入手
- DX Navigator編集部の情報収集力の転換
Outlook for the future 今後の展望
日本において、DX事例を網羅的にまとめている事例は極めて少なく、特定の著名企業に傾斜しがちです。また、技術的視点から「なぜこのモデルは成立したか」を説明している記事やレポート、書籍も少ない、とアジアクエストは感じています。
アジアクエストは今後もDXの先進動向に注力を続け、デジタルによるお客様のビジネス変革のアイディア創発や戦略立案をご支援できるよう、努めてまいります。