「相互理解」をテーマに、アジャイル型の体制におけるチームワーク向上ワークショップを実施

2025年10月14日、株式会社明電舎様(以下、明電舎様)の「デジタル・ラボ」にて、同社メンバーおよび開発プロジェクトに参画するアジアクエストのメンバーを対象に、「相互理解(自己理解および他者理解)」をテーマとしたワークショップが開催されました。
この取り組みは、両社の協働体制をさらに強化し、アジャイル型の開発アプローチにおけるチームワーク向上を目的としています。
■アジャイル型の開発アプローチを支えるチームワークの重要性
明電舎様の「デジタル・ラボ」は、変化の激しい市場環境の中で、潜在的なお客様のニーズを仮説立てしながら、アジャイル型の開発アプローチの手法で製品開発を進める創造拠点です。
アジアクエストは明電舎様の「デジタル・ラボ」に所属するメンバーと共に、共創を通じて新たな価値を生み出す製品開発の支援を行っています。
プロジェクトの初めにシステムの仕様を完全に固めて開発を行うウォーターフォール型とは違い、アジャイル型の開発アプローチでは、変化に柔軟に対応しながら短いスパンで開発を行うため、チームメンバーの相互協力が欠かせません。
頻繁な対話を通じて認識を共有し、課題を早期に解決することで、方向修正や改善をスムーズに行いながら進めていきます。個々の力よりもチームとして成果を出すことが重視されます。
今回のワークショップは、明電舎様がアジアクエストの個性を活かした組織づくりにご興味を持っていただいたことから実現しました。自己理解と他者理解を通じて、アジャイル型の開発アプローチにおける円滑なコミュニケーションを促進することを目指しました。
講師は、アジアクエストの個性を重視した人材開発の推進に永年携わってきた伊藤晶子が務めました。

■実施内容
・相互理解とは(目的と理論の説明)
・自分を知る(性格診断・自己紹介グループワーク)
・相手を知る(理論の説明)
・違いを体感する(現場で起こり得るコミュニケーションを想定したグループワーク)
ワークショップでは、性格診断を取り入れ、質問を通じて自身のコミュニケーションスタイルを把握し、グループディスカッションを実施。
自身の傾向を客観的に知ること、相手に興味関心をもち、コミュニケーションの傾向を理解しようとしていくことの大切さをお伝えしました。他者との違いを否定につなげず、単なる違いと捉えた上でどうアプローチしていくかを考えていくきっかけ作りをサポートいたしました。
また、アジャイル型の現場で想定される具体的な場面をテーマにしたワークでは、立場や考え方の違いを体感しながら、活発な意見交換が行われました。

■ 参加者の声
「人によって考え方や感じ方が異なることを実感できた」
「タイプが同じ人でも逆の考え方をしていて面白かった」
「チーム編成をする上でメンバーのタイプを考えるのは一つの手だと思った」
「チームで振り返る機会を作ろうと思いました」
多くの参加者が、自己理解・他者理解の両面で新たな気づきを得た様子でした。
明日からの行動につながる気づき
「苦手な人でも閉じずに、相手に合わせてみようと思う」
「お互いのタイプを知り、それぞれの強みを生かしていきたい」
「チーム内でもっと会話をして、相手の考えを知りたい」
相互理解を実践に生かす前向きな声が多く寄せられました。
当日はみなさん積極的にご参加いただき、ワークショップ後に実施したアンケートでも76%の方に「興味深い内容だった」と回答いただきました。
■終わりに:チームとしての協働をより深める第一歩
今回のワークショップを通じて、自己理解と他者理解の大切さを共有し、チームとしての協働をより深める第一歩となりました。
今後もアジアクエストは、明電舎様とのパートナーシップを通じて、共創型の開発体制をさらに進化させ、変革を支援してまいります。
■アジアクエストと明電舎様について
アジアクエストと明電舎様は、2025年11月7日に包括的な業務提携を締結し、プロダクトの価値の向上、システム開発の支援、人材育成の3つの施策を中心に共創活動を推進しています。
両社は今後も、双方の強みを活かした協働を通じて、新たな価値創出を目指してまいります。
プレスリリース:https://www.asia-quest.jp/information/20251110
明電舎コーポレートサイト:https://www.meidensha.co.jp/