ABOUT PROJECT

ビーコンを利用した入退館管理システムを開発

住友電装株式会社様は、ワイヤーハーネスを製造、他グループ会社と併せて世界シェア1位、世界シェア26%を占める高い技術力を有されています。研究所、工場、オフィスなどに従事しているエンジニアの労働時間をよりスムーズに管理するため、取引先企業と当社の日常の業務に支障をきたさず、安価で手軽にシステム連携可能な入退館管理システムを導入されました。

 

お客様HP:https://www.sws.co.jp/

BACKGROUND AND PURPOSE

導入の背景と目的

厚生労働省「労働時間の適切な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(平29.1.20基発)」が見直しされ、取引先での労働時間管理について、従来にも増してより一層の厳格な対応が求められていました。
 取引先企業にICカードなどのシステム導入することは難しく、携帯・PC等の持ち込みなども禁止されている状況の中、ビーコンを利用した仕組みは、取引先システムに悪影響を及ぼさず、設置場所も選ばず、入退場記録を正確に把握することができる点が導入の決め手となりました。

ROLE

役割

取引先企業の研究所、工場、オフィスなどに従事しているエンジニアに、携帯可能な小型ビーコンを所持してもらい、作業従事場所にゲートウェイ機器(ビーコン電波受信機)を設置しました。
ゲートウェイ機器はモバイル回線(ドコモ)に対応したタイプを用意し、 取引先のネットワーク環境に影響を与えないものを利用しました。 エンジニアが作業従事場所に出入りした際にビーコンログを取得し、ゲートウェイ機器を経由しクラウド上にログを蓄積・集計するシステムを提供しました。
 特徴としては、専用の管理画面では、ビーコンやゲートウェイ機器の管理、ステータス確認、ログの検索•閲覧などが可能です。さらに、 取得したビーコンログから入館時間と退館時間のデータを集計し、既存の勤怠システムとAPI連携することで、ビーコンを利用した入退館管理システムとして活用しました。

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BRAND EXPERIENCE

導入による効果

取得したビーコンログから入退館データを集計し、既存の入退館システムと連携・自動化することで、ガイドラインに則ったエンジニアの労働時間管理を実現しました。
また、これまでエンジニアは、勤怠を管理するシステムへの入力に加え、紙媒体での出退勤記録表の作成をしていましたが、紙媒体での記録作成が不要となりました。現場責任者も紙媒体の出退勤記録表確認業務から解放され、現場の業務効率化も図ることができました。

OUTLOOK FOR THE FUTURE

今後の展望

全国に広がる取引先企業において、取引先企業の承認を得ながら、同システムの拠点展開を検討していきます。

           
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アジアクエスト株式会社について

アジアクエストは、企業のDXを支援する「デジタルインテグレーター」です。通常のシステムインテグレーションだけではなく、お客様のDXを共に考えるコンサルティングから、DXに必要なデジタルテクノロジーを駆使したシステムの設計、開発、運用までを一貫して請け負います。
IoT、AI、Cloud、Mobile、Web、UI/UXの各デジタル分野の専門テクノロジーチームを有し、お客様のゴールに向けて最適なプロジェクトチームを編成します。DXに関する豊富な知見と幅広い技術力により、ビジネスモデルの有効性や技術的な課題を検証する為のPoCの実施やデジタルに対応した大規模なシステムの構築まで、スピーディーな対応が可能です。