低コストかつ高度な知見を活用したR&Dプラットフォームを提供
IoTやAIなどのデジタル技術を活用し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するアジアクエスト(本社:東京都文京区)は、京都先端科学大学(KUAS)(所在地:京都市右京区)は産学連携による研究開発支援を目的とした包括連携協定を締結しました。本協定に基づき、企業向けのR&Dプラットフォーム「産業AI研究室」を共同で設置し、サービス提供を開始いたします。
アジアクエスト株式会社 ⇒ https://www.asia-quest.jp/
急速な技術革新が求められる現代において、企業の競争力の鍵はR&D活動にあります。しかし、研究コストや人材調達のハードルが高く、実行に至らないケースも少なくありません。一方、大学も研究成果の社会実装や実践的課題への接続を模索しています。
こうした背景のもと、アジアクエストと京都先端科学大学の両者の強みを連携し、より多くの企業が低コストかつ高度な知見を取り入れたR&Dに参加できる場を提供することが「産業AI研究室」の最大の狙いです。
2025.6.4 包括連携協定調印式の様子
左:アジアクエスト 桃井純、右:京都先端科学大学 前田 正史 学長
R&Dプラットフォーム「産業AI研究室」は、AI活用によってビジネスの革新を狙う企業や、より深く研究を進めていきたい研究機関が協力しやすい環境を整え、産業AI分野の研究開発を加速させる場を提供します。
1. コスト競争力
企業のみで行うよりも競争力のあるコストでより一層レベルの高い研究開発を行うことが出来ます。企業との会話を元に、個別課題に応じた実務課題を研究テーマとして設定し、実用性の高い成果を目指します。
2. 広範な学術ネットワークの活用
京都先端科学大学の教授陣に加え、全国の学術ネットワークを活用し、多様な専門領域の知見を研究開発に取り入れることができます。
3. 実課題に基づく研究機会の提供
企業の実務課題を研究テーマとして設定することで、実践的かつ応用可能な研究成果の創出を目指します。
4. スムーズな契約プロセス
この度締結したアジアクエストと京都先端科学大学の包括連携協定により、企業は当社との契約のみでスムーズにR&Dに取り組む事が可能になります。
本プラットフォームでは、企業がR&Dを円滑に進められるよう、2段階のプロセスを設けています。
Stage 1: 実現可能性の検証(エントリー)
Stage 2: 製品化/特許取得
本プラットフォームは、AI・IoT・デジタルツインなどの先端技術を活用した研究開発に適しており、テーマ例として以下のような業界課題に応用できることが期待できます。
アジアクエストは、本プラットフォームを通じ、さらなる産学連携の強化を図り、企業と大学双方の発展に貢献してまいります。また、研究テーマの拡充や新規パートナーシップの構築を進め、より多くの企業がR&Dに参画しやすい環境を提供していく予定です。
【アジアクエスト株式会社】 https://www.asia-quest.jp/
アジアクエストは、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)に必要なコンサルティングから、デジタルテクノロジーを駆使したシステムの設計、開発、運用までを一貫して伴走支援します。IoT、AI、Cloud、Mobile、Web、UI/UXの各デジタル分野の専門テクノロジーチームを有し、お客様のゴールに向けて最適なプロジェクトチームを編成します。DXに関する豊富な知見と幅広い技術力により、ビジネスモデルの有効性や技術的な課題を検証する為のPoCの実施やデジタルに対応した大規模なシステムの構築まで、スピーディーな対応が可能です。
【京都先端科学大学】 https://www.kuas.ac.jp
5学部10学科の総合大学の特徴を活かしたカリキュラムを提供。2019年4月1日に大学名を「京都先端科学大学」に変更し、現在、40以上もの国や地域から多くの留学生を受け入れている。工学部では全ての授業を英語で実施し、25年度からは同様のコースをバイオ環境学部と経済経営学部にも拡充する。ビジネススクールをはじめ、社会人対象のリカレント教育にも力を入れている。