2025年5月20日、アジアクエスト本社にて、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社様(以下AWS様)より、新入社員向けAWSトレーニング「AWS New Grads Training ― IT業界とクラウド、そして求められる人材」を開催いただきました。
本トレーニングは、AWSパートナー(APN)へ提供されているトレーニングです。
AWS JAPAN社の協力のもと、AWSアドバンストティアパートナーである当社向けにアレンジおよび実施を頂いた特別なプログラムです。
アジアクエストでは、社内に設置されたCCoE(Cloud Center of Excellence)※が中心となって、社員のクラウドスキルの向上や人材育成の取り組みを推進しております。
本トレーニングも、このような推進活動の一環としてAWSJapan社のご協力を頂き、企画、実施されたトレーニングです。
新入社員がクラウド・AWSの世界に一歩踏み出す、大きな機会となりました。
※CCoE(Cloud Center of Excellence)は、企業や組織がクラウド技術を最大限に活用するために設立する内部の専門チームや組織のことです。
日時: 2025年5月20日(水)10:00〜18:00
登壇者:
アジェンダ:
セミナーの本題に入る前に、アジアクエストのビジネス面を支援いただいている澁谷様、テクニカル面をサポートいただいている廣岡様からご挨拶をいただきました。
お二人からは、当社とAWS様との関係性や、アジアクエストがAWSビジネスを通じてお客様の課題解決を支援する立場にあることについてお話しいただきました。
メインスピーカーのYukki様が登場。
「AWSとは何か?」についてを、通常のWeb検索では得られない視点から語るセッションが始まりました。
アイスブレイクを交えつつ、参加者の反応を見ながら柔軟に話題を展開するスタイルで、会場全体が徐々に引き込まれていきました。
ITの歴史や変遷、クラウドの定義、オンプレミスとの比較など、業界の基礎と背景を丁寧に解説頂きました。
特に「所有から利用へ」というクラウドにおけるパラダイムシフトの話や、AWSとアジアクエストのパートナーアライアンスにおける位置づけは、新卒メンバーにとって多くの気づきをもたらしたようです。
「クラウドネイティブな世代だからこそ、オンプレミスを理解することで“語れる”エンジニアになれる」という一言が、印象に残ったという声もありました。
また、お客様の課題や要望を正確に把握するためには、徹底したヒアリングが不可欠である。AWSの豊富なサービスの中から最適なものを組み合わせ、お客様の要望を満たすシステムを構築する能力こそが、AWSパートナーとしての腕の見せ所であり、提供できる価値である」というお話は、我々AWSパートナーの価値提供について、これから新社会人として初めてお客様へサービスをご提供していく新卒社員にとって身の引き締まるメッセージでした。
2030年には、クラウドエンジニアを含むIT人材が大幅に不足する見通しに触れ、これからの時代はインフラの提案だけでなく、フルスタックな人材が必要とされることや、案件の増加に伴いAWS人材不足が顕在化しているとのことで、今クラウドを学ぶ意義やアドバンテージについてお話がありました。
AWSから提供されている数多くのサービスを組み合わせて、ベストプラクティスに基づいた提案/設計/構築ができる人=ソリューションアーキテクトは、とても貴重な人材であるという話しを受けて、皆食い入るように話を聞いていました。
AWS認定資格についても、ご紹介を頂きました。
AWS認定を “自分の武器” とすることの意味や、各種AWS認定資格の特徴や学習範囲についても具体的に紹介を頂き、参加者の学びに対するモチベーションの向上に繋がりました。
AWS Jr Championsについて、AWS Jr.Championsの企画とリードを担当しているYukkiさんからは特に熱のこもったお話を伺うことができました。
AWS Jr.Championsに求められること、招待されるMeetUp(イベント)での活動内容や、Jr.Champion達がそれぞれ行っている活動について紹介がありましたが、
特に印象的だったのは、
「AWS Jr.Championsになって人生が変わった」
「狭き門を突破したメンバーなので、圧倒的なモチベーションを持つ精鋭集団」
「他社の同世代の仲間達と繋がることができる貴重な機会である」
「Jr.Championsが1年間で行った総イベント回数:167回!!」
「スケジュールが0からぎっしりに変わった」
「AWS Jr.Champiosを目指すだけでも人生が変わる」
というリアルな声が紹介され、会場から驚きの反応がありました。
グローバルインフラ、リージョンやアベイラビリティゾーンの仕組みを図解・デモを交えてわかりやすく解説。
Amazon S3、EC2、VPCなどの主要サービスも、写真・コード・UI画面など多様な視点から紹介され、理解が深まりました。
後半は、Amazon Rekognition、Amazon Bedrock、Amazon Qなど生成AI関連サービスの紹介や、ノーコードで開発された画像判別アプリやゲームのデモも実施。
「AIエージェント」という次世代概念にも触れる、非常に充実した内容でした。
AWS環境を実際に触ってみるというハンズオンセッションでは、仮想サーバー(EC2・VPC)、サーバレス(S3・Lambda)、AIサービス(Rekognition、Comprehend・Polly、Bedrock)など、自分が興味をもったサービスに触れながら実践的な学びを深めました。
参加者がそれぞれのペースで作業を進める中、廣岡様が会場を巡回し、技術的な質問にも丁寧に対応してくださいました。
最後は「先輩セッション」です。
AWSをテーマとしたライトニングトークやパネルディスカッションが行われました。
ライトニングトークは、2025 AWS Jr.Champions選出を目指す先輩社員2名(入社3年目)が以下のテーマについてお話をしました。
・技術職じゃない私がAWSにハマった話~AWS Jr. Championsへの道のり~
・AWS Summit Tokyoへ行こう!
続いては、パネルディスカッションです。
クラウドエンジニア、アプリケーションエンジニア、人材企画とそれぞれ職種が異なる3名の先輩社員が「AWSを学んだ先輩が伝えたいこと」というテーマで登壇をしました。
自身のAWSを学び始めたきっかけや、学習経験、苦労、AWSを
を学んで良かったこと、学びが業務で活きたシーンなどについて、新卒社員に向けたリアルなメッセージを届けました。
「AWSはクラウドエンジニアだけが学ぶものではない。AWS環境上でのアプリケーション開発や、マネージドサービスを活用したアプリケーション開発が一般的であり、職種問わずAWSスキルが必要である。是非積極的にチャレンジや学びを深めてほしい」
「AWS認定資格は、試験終了後すぐに結果が判明するところが良い。仮に不合格のとなっても、2週間を空けて再受験が可能なので、どんどん挑戦をしてもらいたい」
「対応する案件が変わっても、会社が変わったとしても、AWSの知識・経験は必ず役に立つ。皆さんも必ず将来AWSの知識が役にたつと信じて興味をもって、学び続けてほしい」
といった新入社員の背中を押すような先輩社員からのメッセージを受けて、会場の盛り上がりも最高潮に!
そして最後に、Yukki様からの一言。
「学んだ今、あとは皆さんが何をするか?
ボールは皆さんに渡っています。ぜひ次のステップへ!」
8時間に及ぶセッションが全て終了しました。
セッション後は、全員で記念撮影を行い、イベントは和やかな雰囲気で幕を閉じました。AWS Japanの皆様ありがとうございました!そして、 皆さま、お疲れ様でした!
IT業界の歴史やクラウドの概念、AWS誕生の背景など、普段知ることのできない貴重な情報を得られた機会でした。特に、研修では未経験だったAI/ML関連サービスの簡単なハンズオンを通じて、その概要とAWSサービスの幅広さを実感できたことが印象的でした。(参加者:K.T)
アジアクエストは、AWSアドバンストティアーパートナーとして、今後もAWS JAPAN様と連携しながらお客様のDXを力強くご支援してまいります。
そして、社会において不可欠な優秀なAWS人材の育成にも、引き続き力を注いでまいります。
アジアクエストのエンジニア2名が「2025 Japan AWS Jr. Champions」および「2025 Japan All AWS Certifications Engineers」をダブル受賞
https://www.asia-quest.jp/information/20250626-2
アジアクエスト、「AWS 400 APN Certification Distinction」に認定
https://www.asia-quest.jp/information/20241205/